【製造業】生産状況見える化

複数の設備を用いて作っているような製品の場合、個々の設備からデータ収集を行うには設備改修や交換が必要なケースが多いです。このような場合は情報量は少なくなる可能性が高いものの、後付センサーで十分な場合もあります。設備そのものをIoT化するケースと、後付センサーでIoT化するケースそれぞれ比較を行いながら推進します。
もしも人による組み立てや製造がメインであれば、段ボールや製品を置くなど、必ず通る場所に「開閉センサー」や
「近接センサー」「外部入力IOセンサー」などを取り付けます。
ただ、PLCやタッチパネルが存在する場合は、PLCから取得するほうがデータ収集量が段違いに上がりますので、直接収集する案を推奨します。

工場の自動化が進んでいる場合、PLCなどの汎用コンピュータが使用されているケースが多いです。
このような場合は、PLCからデータ収集したほうが、後付センサーよりメリットが多いため、PLCデータ収集を推奨します。これは、設備毎や設備の種類毎に個別対応が必要ですが、後付センサーで実現できないような多くの情報を収集できる場合が幾度です。
ただ、単純なカウントを取りたいといった情報であれば、後付センサーでも十分ですね。

製造業のデータ収集手法は本当に多岐に渡ります。これは、設備の種類・設備のメンテナンス方法・社内のIT技術体制・社内の設備メンテナンス体制など、お客様によって環境が異なるからです。
自社内製で設備を主に開発しているような、メンテナンスできる体制が整っている場合は、PLCからデータを収集するのが最適です。しかしながら、メンテナンス体制を構築するのも非常に難易度が高いため、外注する場合もあるかと思いますが、費用対効果を考えながら、どの手法で実現するかを比較・検討しながら選定をしていきます。

PAGE TOP